ジャパンモビリティーショーで本日初お披露目となった新型エルグランド。
長らく「出る出る」と、出る出る詐欺まがいのように、噂が立ち続けたエルグランドが本当に神秘のベールを脱ぎ、われわれの前に登場しました。
速報にはなりますが、現行アルファード・ヴェルファイアとの比較で、新型エルグランドを徹底的に解説してみます。
お時間がある方はぜひぜひご覧ください。
(先に言います!)「新型エルグランド ここがスゴイ!7ポイント」
①ライバル(アル・ヴェル)に勝る車両スペック
②「和」と「先進」が融合した内外装デザイン
③センターとメータに2枚の「14.3インチ」の大型インターフェースディスプレイ
④ライバルを凌ぐ快適装備
⑤プレミアムラウンジのような内装
⑥3Dサラウンド再生を楽しめるBOSE 22スピーカーシステム
⑦進化したプロパイロット
ライバルとのスペック比較!
ボディサイズ比較
| 項目 | 新型エルグランド (E53) | アルファード/ヴェルファイア (40系) | 比較ポイント |
| 全長 | 4,995㎜ | 4,995㎜ | 同一 |
| 全幅 | 1,895㎜ | 1,850㎜ | エルグランドが45m㎜幅広い |
| 全高 | 1,975㎜ | 1,945㎜ | エルグランドが30㎜高い |
課題であった「室内の居住性」を克服するため、ライバルを凌駕する車両スペックとして登場したことが比較でわかりますね。
パワートレイン比較
| 項目 | 新型エルグランド (E53) | アルファード/ヴェルファイア (40系) |
| システム | ハイブリッド(第3世代e-POWER ) | ハイブリッド、ガソリン、PHEV |
| エンジン | 発電特化型 1.5L 直列3気筒ターボ | 2.5L 直列4気筒 (ガソリン/HEV/PHEV) / 2.4L ターボ (ヴェルファイア) |
| 駆動方式 | e-4ORCE(電動駆動4輪制御技術) | 2WD(FF)/ E-Four(電動4WD) / 4WD (ヴェルファイア 2.4Lターボ) |
| トランスミッション | モーター駆動 (5-in-1 e-POWERパワートレインユニット) | 電気式無段変速機 (HEV) / AT (ガソリン/ターボ) |
新型エルグランドでは、第3世代のe-POWER(最新ハイブリッドシステム)を搭載し、全車が「e-4orce」と呼ばれる電動の4WDシステムとなります。第3世代のe-POWER、e-4orce(電動四駆)、そして電子制御可変ダンパー(IDS)で、安定性と快適性でライバルを凌いでいる可能性大です。
ここは、開発陣が今回もっともアピールしたいポイントで、「乗員全員が感じられるプレミアムミニバンにふさわしい乗り心地の良さ」を高次元で実現した点らしく、一般道での走りにかなり期待がもてます。
エクステリアをザっと!
新型エルグランドは最近の日産らしいエクステリアを身にまとい登場しました。
「最近の日産らしい」とは、日本の伝統工芸をうまく取り入れていることです。
具体的には、以下の3点。
①日本の伝統工芸である「組子」をモチーフにした「ドット」と「切り子」のパターングリル
②日本庭園の「間(広いスペース)」と「整(緻密な細部)」を取り入れたサイドパネル
③富士山の夜明けを表現した「FUJI DAWN(フジドーン)」と高貴さを象徴する暗い紫の「至極(シゴク)」による新色2トーンカラー
「アリア」以降の日産車は、”古き良き日本”をうまく車に取り入れています。今回の新型ルークスでも、日本建築の唐破風から着想を得た2トーンカラーが採用されていましたよね。

アル・ヴェルのようなギラギラとしたようなクロームのグリルではなく、クロームメッキを排除し、日本の伝統工芸
「組子」をモチーフにしたパターングリルが採用されています。
「ELGRAND」というロゴタイプがボンネットフードに刻まれていて、日産マークは光る演出がされています。

ライトは、横位置文字のシグネチャーライトが2段重ねの構造で、ヘッドライトはフルLEDで3眼の形で光ります。
ウインカーは横一文字のシグネチャーライトが反転して光るダブルファンクションとなっていて、バンパー下部にはフォグランプがビルトインされています。
ライト意匠が組子グリルとうまくマッチングしていて、和テイストを感じながらも先進感のある見た目で、最近の日産車は本当にセンスがあるなぁと感じます。

サイドビューを見ると、ボンネットからルーフにかけて、キャラクターラインに沿って色が変わる2トーンで塗り分けがされています。
窓枠のフレームには、ボディーカラーの「FUJI DAWN」と「至極」に合わせたカッパーゴールド系の加飾が施されていて、BピラーとCピラーはピアノブラック塗装でウインドウグラフィックと一体化してみえるようなデザインになっています。
<タイヤ・ホイールサイズ>

| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| タイヤ銘柄 | 横浜 ADVAN V61 (Yokohama ADVAN V61) |
| ホイール構造 | アルミホイールに組子モチーフデザイン(フィニッシャー) |
アルファードやヴェルファイアでは、オプションで19インチも選択できますが、エルグランドではオプションで選択できるかどうかは不明です。


リアエンド(キャビン後端)は逆スラント形状で、かなり個性的な見た目をしています。
この逆スラント形状は、単にデザイン的に攻めているだけでなく、これ自体が大きなウイングの役割をしている空力学的な側面ももっています。
そして、個人的に流石だなと思ったのが、リアワイパーがスポイラーに格納されるタイプに変更に!

リアのテールエンドは、フロント同様に横一文字のフルLEDデザインが採用されていて、こちらも内部は組子デザインが施されています。
「和」と「先進感」の融合!おどろきのインテリア!
新型エルグランドの内装は、アリアから続く日本の和と先進感が見事にマッチした空間が演出されています。
エクステリアと同様の組子パターンのキルティングがシートやドアトリムに施され、見るからに高級感に満ち溢れています。
前席とインフォテイメント周りから!
新型エルグランドはインテリアの質感・装備内容を大幅アップさせて登場してきました!
インテリアカラーは紫と青があしらわれた「紫檀(したん)」が採用されていて、アクセントにはピンクゴールドの加飾!
ここにも日産のセンスが光りますね👍
そして目を引くのが、14.3インチのナビ画面とメーター画面。

ナビ画面とメーター画面が14.3インチのサイズで並んで(モノリスデザイン)いる光景は、先進感抜群!
また、国産車では珍しい装備で、64色に調色可能なアンビエントライトが、乗員を包むようインパネからドアにかけて配置されています。
これは物欲が高まりますよね〜☺️
エアコンの操作パネルは、アリアでも採用された木目調パネルと一体化されたシームレスな静電式スイッチが採用。
シフト操作は、セレナや新型リーフで取り入れられているボタン式になっています。
その下にはUSB TYPE-Cのポートが2つ、そして置くだけ充電が2箇所も!(アル・ヴェルは1つだけ)

ここで特筆すべき点がフロントシート。ノートオーラにも搭載されていたBOSEのスピーカーがヘッドレストに!

今回のエルグランドは、3Dサラウンド再生を楽しめるBOSE製22スピーカーのプレミアムサウンドシステムを搭載しているんです。
そして高級車の証であるメモリー機能付の電動のパワーシートで、助手席にはアル・ヴェルには装備がない電動オットマンが😳

もちろん、シートヒーターとシートベンチレーション、電動テレスコ&チルトのステアリングも完備されています。
続いて、セカンドシートに移りましょう。

まず、セカンドシートはフロントシートより高い位置に座る「シアターレイアウト」となっており、前方の景色が見やすく設計されています。
肝心のセカンドシートは電動のキャプテンシートで、なんとセカンドシートもポジションメモリー付!(アル・ヴェルにはなし)
シートヒーターとシートベンチレーションも装備していて、エルグランドの売りであった中折れシートバックも電動になって踏襲されています。
実は、今回オプションで12.8インチのモニターが前席ヘッドレストの後部にそれぞれ独立して備えられていて、中折れのシートバックだと、寝そべった状態でも見やすいんです。

セカンドシート周りの充電環境も充実していて、センタコンソール後端にはAC100V 1500Wのアクセサリーコンセント、そしてセカンドシートにはそれぞれ60WのハイパワーなUSB Type-C端子が備わります。

ここまで見てきて、セカンドシートはアルファードとヴェルファイアにぶっちゃけ軍配があがります。
アル・ヴェルが優れている点は大きくポイントです。
①脱着可能なタッチディスプレイでシートの調整・空調・照明・サンシェード・ムーンルーフが操作できる
↔エルグランドはシート横に独立した物理スイッチで、シート調整とシートヒーター&ベンチレーションのみを操作可能
②スーパーロングオーバーヘッドコンソールで、照明・空調、ロールシェード・ムーンルーフの操作を左右独立で設定できる(後席でも左右独立で温度調整可能)
③電動のロールサンシェードが装備されている
↔エルグランドでは手動ブラインド
例えていうなら、新型エルグランドはビジネスクラスのセカンドシート。
アルファードとヴェルファイアのセカンドシートはファーストクラスといった感じです。
最後に3列目と荷室をみておきましょう。
3列目のシートは2列目よりさらに高いアイポジションとなるように設計されており、シートの座面も分厚いものとなっております。
それもあって、3列目の格納はこれまでの床下格納式から跳ね上げ式に。
3列目は3人掛け、紫檀(したん)カラーのシートでキルティング模様も施されており、3列目まで高級感が統一されています。
テールゲートは今回から待望の電動のテールゲートが採用されて、リアのサイドテールランプの上にボタンと、リアテールランプ(NISSANロゴ)の下にボタンがあり、開け閉め途中での停止も可能です。
3列目のシートが前に大きくスライドするので、前にすると旅行カバンも楽勝で詰めそうな荷室スペースが出現します。

新型エルグランドの走行性能・安全運転支援
おどろきの走行性能
ジャパンモビリティーショーでお披露目された新型エルグランド。
その2日間後に、モータージャーナリストの方々の先行試乗動画が公開されました。
偽装された状態のプロトタイプでしたが、そのポテンシャルは想像を超えていた性能のようです。
簡単に内容まとめて見ます。
- e-POWER化による静粛性の良さ
- アクセル操作に対するレスポンスの良さ(システムトルク500Nm以上)
- e-4ORCEの制御による上下・前後(ピッチング)の揺れ抑制
- IDS(電子制御ダンパー)によるシーンに沿った走行性能
- ミニバンを超えたハンドリング(高い操縦安定性)
- 6つのドライブモードによる「e-POWER」「e-4ORCE」「IDS」の統合制御
- e-Pedal Step・スムースストップによる日常ユースでの使いやすさ
今回の新型エルグランドには、第3世代のe-POWER新開発のZR15DDTe 1.5L直列3気筒ターボエンジンが搭載。
そこに、全車が4輪駆動となるe-4ORCEになり、そこにインテリジェントダイナミックサスペンション(IDS)が組み合わされます。
モータージャーナリストの方々の共通点の意見としては、
・ミニバン特有の弱点を克服した上質な乗り心地と圧倒的な静粛性
・大型ミニバンとは思えない操縦安定性と力強い走り
この2点に尽きるかと思います。
現行モデルのE52のエルグランドでも、低重心で相当に走りに対して拘っているモデルでしたが、今回は乗り心地や静粛性を煮詰めながら、走行性能を相当高めていそうですね!
早く公道で試乗出来る日が待ち遠しいです。
充実の先進運転支援システム(ADAS)
新型エルグランドには、「プロパイロット2.0」がグレード別で搭載されることがわかってます。
セレナ ルキシオンでも革命的でしたが、「家族で長距離旅行したい」、そんな時に高速道路で手放し運転できるのは、世のお父様方は本当に助かりましたよね!
それが新型エルグランドに搭載されるんですから、より快適に移動出来そうですよね♪
さらに、通常の「プロパイロット」も進化します。
どういうことか。渋滞時の時速50km以下のノロノロ走行時にハンズオフが可能に!
これはスバルのアイサイトXと同等で、トヨタのアドバンスド ドライブの40km以下より性能が上!
エントリーグレードで搭載されるであろう「プロパイロット」でも十分って感じる人も多そうです。
まとめ-今後の展望(予想)-
新型エルグランド、これまでの高級ミニバン市場でアル・ヴェル1強時代に終止符を打つような魅力たっぷりな内容で登場してきました。
内外装やモータージャーナリストの方々の走りに対する評価は相当に高いものでした!
一方で、皆さんが1番気になる車両価格については、今回一切情報が出ませんでした。
ここは、新型アルファード・ヴェルファイアを意識した価格で登場してくると思います。
エントリーモデルのアルファード Xの車両価格が5,100,000円(税込)なので、一つここがターゲット価格です。
最後に、これは勝手な想像ですが、これまでの日産の流れをみていると、NISMO(ニスモ)モデルは登場しそうな気がします。
エクストレイルみたく、ACTECH(オーテック)バージョンも同時に登場するかもしれませんね。
そうしたら、展示では確認できませんでしたが、19インチのタイヤ&ホイールが装着されるかもしれませんし。
いずれにしても、新型エルグランドは予想以上の仕上がり!!
ディーラーで試乗出来る日が待ち遠しいですね!
ジャパンモビリティーショー2025(開催中)
🌟開催期間:2025年10月31日(金)午後〜11月9日(日)
10月31日(金) 13:30~19:00
11月1日(土)、3日(月・祝)、8日(土) 9:00※~19:00
11月2日(日)、9日(日) 9:00※~18:00
11月4日(火)~7日(金) 10:00~19:00
※9:00〜10:00はアーリーエントリーチケット所有者のみ入場可
🗺東京ビッグサイト(東京国際展示場)
会場となる東京ビッグサイトは、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。
• ゆりかもめ線: 東京ビッグサイト駅(徒歩約3分)
• りんかい線: 国際展示場駅(徒歩約7分)
| 券種 | 料金(税込) | 対象者・条件 |
| 当日券 | 3,000円 | 一般公開日の当日購入料金 |
| 前売券/団体券 | 2,700円 | 事前購入料金、または20名以上の団体 |
| アフター4チケット | 1,500円 | 日曜日を除く月~土曜日の16:00以降に入場 |
| アーリーエントリー | 3,500円 | 土日・祝日の9:00からの早期入場が可能(限定5,000枚/日) |
| 高校生以下 | 無料 | 高校生以下の方は入場無料です。 |
| 障がい者手帳 | 無料 | 障がい者手帳をお持ちの方(手帳提示が必要)と、付添者1名(車いす利用の場合は2名まで)は無料で |


コメント