ゴルフで言われる大きな壁「100切りの壁」。
練習場でうまくできている動作が、本番のゴルフ場だと再現出来ない…。
「なんで、ゴルフ場だとトップしたり、ダフったりするんだろ…。」
ラウンドした後、悩んだり、落ち込んだりしていませんか?
練習場ではきちんとボールにミートしているのに、練習では真っすぐボールが飛んでいるのに。
「ただただ球数をこなせば上達する」
「練習場では飛距離だけを追い求めて振っている」
もし、こうしたことを練習の目標(目的)にしていると、100切り到達は遠い道のりかもしれません。
本記事では、100切り出来ない人がやってしまいがちな、「NG練習3選」をご紹介いたします。
NG練習3選&改善法
NG練習① 平らな練習場でそのままスイングする
いきなり結論、ゴルフ場では練習場でのスイングは再現不可です。
「えっ、それってどういうこと?」
ゴルフ場は練習場と違い地面の起伏があります。傾斜があります。ボールが飛んで行った場所によっては、つま先が上がっていたり、左足が下がったり。
そんなところで、腰から先行して(腰を切って)スイングなんて出来ないですよね。
でも、練習場でグリーンのマットが傾いてたり、安定して構えられない、なんてところがないのも事実です。
改善法① 右足を引いてスイングする
これに対する、簡単な対策があります。
右足を引いていつも通りスイングをしてみてください。
まず、全力でスイングなんて出来ないと思います。
ボールには当てれるけど、スライス(空中で大きく右に曲がる)したり、シャンク(ネックに当たって極端に右に飛び出す)したり。
これって傾斜で打つのと状況は一緒。
だから、
①下半身はどっしり構える。
②ベタ足で振るようなイメージで、腕を先行させる。
そうすると、真っすぐボールが打ち出せると思います。

NG練習② ひたすら球数ばかりを追い求める
練習場ひたすら球数ばかり追い求めてませんか?
練習場に行くと、周りの方はやたらとボールを打ってますよね。それに釣られて、負けじとボールを買っちゃったり。
「たくさんのゴルフボールを全力で打つ」=これがゴルフの練習だと思っていませんか?
改善法② 球数はせいぜい50球程度に抑える
ゴルフって、きちんと前傾姿勢をして、頭の位置を動かさないようにしようとすると、おのずと体幹や腹筋に力が入ります。
そうすると、続けざまに100球を打つ、なんてことは出来なくなります。
だって、その姿勢をキープするだけでも、かなりの体力を消費するんですから。
100球~200球もショットの練習(クラブを振ってボールを飛ばす練習)が出来る方は、恐らく疲労度も少なく、なんだか物足りないという意識から球数を追い求めてしまうんだと思います。
なので、下記の動作を1回打つたびに意識して構えていきましょう。
①頭の位置を動かさないようにする
②前傾姿勢をキープする
そうすると、ショットの練習(クラブを振ってボールを飛ばす)は50球程度でも、十分に体力を消費するので満足できるはずです。

NG練習③ 「ドライバーばかり練習する」
まず、素朴な疑問です。1回のラウンドでドライバーって何回振りますか?
18ホールの内、たいていショートコースは4つ設定されているので、せいぜい残り14回程度ですよね。
でも、100切りに悩んでいる皆さんのスコア、ドライバーが占めている割合少なくないですか?
たったの14回しか振らないドライバーに対し、もっとゴルフ場で使用しているクラブないですか?
そうなんです。アプローチやパターって、18ホールすべてで使用していますよね。
でも、不思議なことにドライバーばかり練習しちゃうんです。
改善法③ アプローチでフルスイング
そこは意識を変えて、練習場では「アプローチでフルスイング」に切り替えてみてください。
そこで”気づく”はずです。短いクラブほどフルスイングが難しいということを。アプローチがフルスイング出来るようになると、ドライバーやウッドといった長いクラブは簡単に触れるようになります。
もちろん、アプローチショットの練習も必要ですが、ドライバーを練習する代わりに、アプローチでフルスイングを取り入れてみてください。
また、パターもスコアメイクには欠かせない練習です。パターは練習場に行かなくても、家でもツールを使うことで練習が可能です。
おすすめパターマット①
ダイヤゴルフ(DAIYA GOLF) ダイヤオートパッドHD

まとめ
ゴルフで100切に悩んでいる人は、一度練習する内容から見直してみてください。
「今日もいっぱいボールを打った」
「いつもよりボールを遠くまで飛ばせた」
スコアが上がらないという人は、「練習場に行って、気持ちよくスイングして終わり」、こういった自己満足だけの練習で終わってしまいがちです。
なので、「NG練習選」で紹介している練習をぜひ普段の練習から取り入れてみてください。
そして、普段の練習にも目的をもって取り組んでいきましょう。
例えば、「アプローチウェッジで100ヤードを打つ」こうした目的を持った練習が、実際のゴルフ場で成果として花を咲かせるはずです。
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