4コマ漫画でわかる!超初心者向けの傾斜地攻略法!

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ゴルフ場でラウンドしていると、傾斜地にボールが行ってしまうことありますよね。
でも、そこでスイングするのって難しいですよね。正直、わたしは傾斜地にボールがいってしまうと、頭の中は絶望感でいっぱいです…。
でも、自分が置かれている状況が理解できると、傾斜地でもうまくボールが打てるようになります!
今回は、初心者の方でもイメージしやすいように、4コマ漫画を交えながら、原因と理由に加えて、対策方法まで詳しく解説しちゃいます!

傾斜地って4種類ある⁉
「うん⁉上り坂と下り坂の2種類でしょ。何言ってるの!」
普通はそう思いますよね。でも4種類あるんです。それぞれ詳しく解説してみますね。

「つま先上り」

ボールが足元より高い位置にある、「つま先上り(あがり)」と呼ばれるシチュエーションです。
地面が前方に向かって緩やかに上がっている状態です。

どうなるの?

まず感覚として、地面が自分の足元よりも高くなっているので、ボールが自分の身体の近くに感じます。
そして、普通にクラブを握ると、クラブはなんだか長く感じてしまいます。
そうなると、意識としてどうなるでしょう。
ボールが近い位置にあると感じると、クラブの先端が地面に引っ掛かりやすくなり、これを無意識に避けようとして、身体が自然とクラブを横から振ろうとするような動きをします。
結果として、インパクトの瞬間、クラブのフェースが自然と目標より左に向きやすくなるので、大きく左にボールが飛んでいく(フック)の原因になっちゃうんです。

対策方法について

まず、クラブは1番手大きいものを選択してください。グリップも短く持ってください。目安としては、親指1本分ぐらいで大丈夫です。
そして、ボールをスタンス(ボールに対しての立ち位置や立ち方)真ん中より少し右にセットしてください。
スタンスは広めにとり、どっしりと構えるイメージをもって、コンパクトなスイングをします。
コンパクトなスイングは、テークバックで右ひじが自然に上がるぐらい、肩の高さまでヘッド(クラブの先端)が上がるくらいまで上げます。
最後に、ベタ足のままで、ショット後も足の裏は地面から離れないつもりで、目標よりやや右側を狙って振ってください。

「つま先下り」

ボールが足元より低い位置にある、「つま先下り(さがり)」と呼ばれるシチュエーションです。
地面が前方に向かって緩やかに下がっている状態です。

どうなるの?

地面が自分の足元よりも低くなっているので、ボールがなんだか遠くにあるように感じます。
そして、普通にクラブを握ると、クラブはなんだか短く感じてしまいます。
そうなると、意識としてどうなるでしょう。
ボールが足元より低い位置にあるため、クラブの先端が下がりやすい状態になります。そうなると、クラブの構造上、クラブの先端のフェース(面)が自然と目標より右に向こうとする力が働くんです。
結果として、真っすぐ打ったつもりでいても、インパクトの瞬間、クラブのフェースが既に目標より右に向いてしまっているので、大きく右にボールが飛んでいく(スライス)原因になっちゃうんです。

対策方法について

大枠の考え方は、つま先上りの場合と共通しています。
まず、クラブは1番手大きいものを選択してください。グリップも短く持ってください。
そして、ボールをスタンス真ん中より少し右にセットします。
スタンスは広めにとり、どっしりと構えるイメージをもって、コンパクトなスイングを心がけます。
ベタ足で、足の裏が地面から離れないイメージで、目標よりやや左側を狙って振ってください。

「左足上り」

うん⁉さっきもやったじゃん!つま先上りの場合の話だよね⁉
いえ、違います。つま先上りと左足上りは、置かれている状況が違うんです。
「つま先上り」は、傾斜にあるボールが自分の足元より高い位置にある状態です。
左足上り(ひだりあしあがり)」は、傾斜は共通していますが、ボールが左足よりも低い位置にあり、左足の方が高い状態です。
いきなりややこしくなりましたね。次からしっかり解説してきます!

どうなるの?

左足が上がっている傾斜に沿って構えると、クラブのボールを打つ面が自然と上を向いてしまいます。そうすると、ボールは普段より高く舞い上がってしまいます。そして、左足上りの傾斜では、自然と身体が右に傾いてしまうため、そのままスイングをすると、クラブが体の内側から外側(インサイドアウト)の軌道で降りやすくなるので、ボールが左に曲がりやすくなります。しかも、傾斜の影響で、インパクト時にクラブのフェースが目標方向に対して、わずに左を向きやすくなる(クローズになる)ので、これも左にボールが行きやすい要因になります。

対策方法について

まず、ショットの前に素振りをして、クラブがどこに当たるかを確認します。「ボールが高く上りやすい=飛距離が落ちてしまう」に繋がるので、普段より1番手ほど長いクラブを選びます。クラブは少し短く持って、足幅もいつもより気持ち広く構えます。そして、ボールの位置がやや右側にくるように構えて、目標よりやや右を向いて構えてください。最後に、ベタ足のままでコンパクトなスイングをすると、きれいにボールは目標方向に打ち出せるはずです。

「左足下り」

これも「つま先下り」と混乱しちゃいますよね。
左足下り(ひだりあしさがり)」は、ボールを打とうと立った時に、「左足」が「右足」よりも低い位置にある坂道のことです。
一方で、「つま先下り」は、ボールを置いてある方の地面が、急な下り坂になっている状態のことで、ボールが足元よりずっと下に落ちている状態の場面です。

どうなるの?

シャフト(クラブの棒の部分)と地面が作る「ライ角」という角度があります。平らな場所にクラブを置くと、そのクラブにぴったりな角度になるはずですよね。でも、左足下りの場合だと、ボールがあるところよりも左足が低くなるので、いつもよりクラブのシャフトの部分が、まっすぐ上を向いて立つようになります。そうすると、クラブヘッドとシャフトの繋ぎ目(ヒールという)が地面に当たりやすくなって、クラブのフェースが自然と右に向いてしまします。結果、フェースが右に向いてしまうので、ボールは低く、右に曲がっていってしまいます。

対策方法について

まず、前提を確認しておきましょう。左足下りの場面では、ボールは低く飛んでいくのが普通でしたね。なので、無理やりボールを高く上げようとすると、身体が起き上がってしまったり、クラブがボールの下をくぐってしますので、割り切ってボールは低く飛び出していいやと割り切ることが大切です。これまでと同様で、ボールはいつもより右寄りになるよう構えて、クラブが地面に当たる前に、先にボールにクラブが当たるようにします。そして、足幅は広めにとって、左足に体重を乗せたまま、目標より左を狙って、コンパクトに上からガツンと打込むように振りぬきましょう。

普段の練習で傾斜対策をしたいと思った方もいらっしゃると思います。
でも、出来るだけ費用はかけたくないですよね。
ですので、新たに道具を買う必要はなく、普段の練習場のマットとクラブだけで出来る方法をご紹介します。

右足を引いてボールを打つ

傾斜では、バランスが取れずグラグラしちゃいますよね。特に、左足下りの場合は、右足の膝が前に出やすくなったり、傾斜に対して傾きすぎたりすることがあります。そんな場面に対応するためには、左足に重心をしっかりかける必要があります。そんな場面を想定して、右足を引いて、左足だけで打つということを一度練習で取り入れてみてください。体重移動をしようとすると、きちんとボールに当たらないということが理解できると思います。コンパクトなスイングでまっすぐに打ち出せまで練習を心掛けてください。

ティーを上げてショットをする

ティーアップした状態でアイアンを打つ練習をしてください。ゴルフ場ではボールが芝に沈んでいたり、逆に浮いていたり、傾斜にあったり、さまざまな場面で打つ必要がありますよね。
そこで、ティーアップをして打つ練習です。ティーアップをすることで、ボールが少し浮いているような状態を疑似的に作りだせることが出来ます。ティーの高さやボールの位置を変えるだけでも、クラブの当たり方が変わるものです。練習場では、ボールに対し右寄りに構えたり、ティーの高さを調整したりして、一度練習をしてみてください。

スイング練習器「SPEEDLANE」という家でも練習できるツールをご紹介します。
このツールが優れているのは、シャフトの「しなり」がよくわかる練習ツールであるということです。
クラブの動きがわかるようになると、これまでよりスイングの「力み」が消えるようになります。
そして、力みのないスイングは、安定したスイングフォームの定着と飛距離アップに繋がるというわけです。

SPEED PLANEで連続素振りをすればあなたの正しいスイングプレーンが見つかります SPEED PLANE

最後にまとめをしますね。
これまでの内容を纏めるとこんな表が完成しました。

傾斜の種類特徴ミスの傾向主な対策
つま先上りボールが足元より高く近く感じる。クラブが長く感じ、横振りになりやすい。フェースが右を向きフックしやすい1番手大きいクラブを短くもつ
ボール位置は右目
スタンス広めでコンパクトにスイング
目標より右を狙う
つま先下りボールが足元より低く遠く感じる。クラブが短く感じ、先端が下がりやすい。フェースが左を向きスライスしやすい1番手大きいクラブを短くもつ
ボール位置は右目
スタンス広めでコンパクトにスイング
目標より左を狙う
左足上り左足が高く弾道が高くなりやすい。インサイドアウト軌道になり、左に曲がりやすい。ボールは高く上がりやすい
フックしやすい
1番手大きいクラブを短くもつ
ボール位置は右目
スタンス広めでコンパクトにスイング
目標より右を狙う
左足下り左足が飛空フェースが右を向きやすい。弾道は低く右に出やすい。ボール低く飛び出しやすい
スライスしやすい
ボール位置は右目
左足体重でコンパクトにスイング
上から打込むようにして、目標より左を狙う

でも、実践で判断を迫られた時に、焦ってどうなるかってすぐ出てこないと思います。
そんな時に、パッと思い出せるように、再度内容をまとめてみます。

「上がりは左、下がりは右」
つま先 or 左足 + 上がり =左に飛ぶ(フック)
つま先 or 左足 + 下がり =右に飛ぶ(スライス)

傾斜地でのショットは、その状況によって、自然とフェースの向きが変わったり、スイングの軌道が狂ったりします。
そんな状況を理解せずに、いつも通りのスイングをすると、ボールが大きく目標から遠ざかってしまいます。
なので、ミスショットを防ぐために、何となくのイメージだけでも覚えておいてください。
全てのパターンに共通するのは、いつもよりコンパクトにスイングをすること。
ボール位置や狙う方向を調整して、傾斜を克服できるように普段の練習から意識していきましょう。

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