【国産車総まとめ】ジャパンモビリティーショー(JMS)2025 これさえみればすべてわかる!

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「ジャパンモビリティーショー2025」がいよいよ10月31日から開幕いたします。
これから登場するであろう注目の車や革新的な技術が、”見て・触って・体験”できる、車好きにとって年に一度のビッグイベントです。
今年は出展企業数が過去最多の517社。各メーカーが注目モデルを一斉にお披露目するので、事前に目当てをつけておかないと、せっかくの機会が水の泡になってしまうかもしれません。
この記事では、国産車にフォーカスして、各メーカーの出展内容をランキング形式でわかりやすく整理してみました。
「事前情報ゼロでどう回ればいいのかわからない…」という方でも安心して楽しめる内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。

  1. 🥇日産自動車 -今年の主役は日産!!-
    1. ①新型エルグランド(世界初公開) 
    2. ②アリア(マイナーチェンジモデル/先行公開)
    3. ③リーフB7
    4. ④パトロール (中東モデル)
    5. ⑤ルークス(新型)
    6. ⑥エクストレイル ROCK CREEK
    7. ⑦スカイライン400R Limited
    8. ⑧フェアレディZ(2025モデル)
    9. ⑨サクラ × Ao-Solar Extender
    10. ⑩Formula E (Gen3 Evo)
  2. 🥈トヨタ自動車-新たなステージへ-
    1. ①新型センチュリー クーペ
    2. ②レクサス LS コンセプトモデル(6輪ミニバン)
    3. ③ランドクルーザーFJ
    4. ④新世代カローラ コンセプト
  3. 🥉株式会社SUBARU-スバルの未来に向けた両輪を初公開!-
    1. ①Performance-E STI concept(世界初公開)
    2. ②Performance-B STI concept (世界初公開)
    3. ③Trailseeker prototype (日本仕様初公開)
    4. ④Forester Wilderness prototype (参考出品)
    5. ⑤Outback Wilderness prototype (参考出品)
    6. ⑥1983 Subaru GL Family Huckster (参考出品)
  4. 4位 マツダ株式会社-内燃機関スポーツの未来-
    1. ①ビジョンモデル2台(世界初公開)
    2. ②新型 CX-5(欧州仕様車/世界初公開)
  5. 本田技研工業株式会社-陸・海・空のモビリティが一堂に会す-
    1. ①Honda 0(ゼロ)シリーズ 新プロトタイプ(世界初公開)
    2. ②Honda 0 シリーズ SALOON (ジャパンプレミア)
    3. ③四輪小型 EV プロトタイプ(世界初公開)
    4. ④PRELUDE(プレリュード)
    5. ⑤Acura RSX Prototype
    6. ⑥CR-V e:HEV プロトタイプ
    7. ⑦N-ONE e
  6. 三菱自動車-電動化で往年の名車が復活か-
    1. ①電動クロスオーバーSUV コンセプトカー(世界初出展)
    2. ②新型デリカミニ
    3. ③新型ekスペース
    4. ④アウトランダー PHEV
    5. ⑤デリカD:5
    6. ⑥トライトン ラリーカー
  7. スズキ株式会社-コンパクトモデル中心の出展-
    1. ①Vision e-Sky(軽乗用BEVコンセプト/世界初公開)
    2. ②フロンクス FFV コンセプト
    3. ②e VITARA
    4. ③クロスビー (XBEE)
    5. ④ジムニーノマド
    6. ⑤ビクトリス
    7. ⑥e EVERY CONCEPT
    8. ⑦スペーシア
  8. まとめ-開催までもうすぐ!-

🥇日産自動車 -今年の主役は日産!!-

今回の一番の目玉は日産自動車です。これは個人的な感情も一部含まれていますが、例年になく日産ブースは見どころ満載です。
なんと日産が出展する車両は10台
大注目の新型車からプロトタイプ、軽自動車、モータースポーツまで幅広くラインアップされています。

①新型エルグランド(世界初公開) 

出典:日産自動車株式会社

16年ぶりのフルモデルチェンジとなる日産ブースの最大の目玉車両。第3世代のe-POWERと進化したe-FORCEを搭載。アルファードとヴェルファイアの牙城を崩せる内容になっているか注目。

②アリア(マイナーチェンジモデル/先行公開)

出典:日産自動車株式会社

日産のフラグシップEVの先行公開モデル。新しいフロントデザインとEVのバッテリー電力を取り出すことができるV2L(Vehicle to Load)の追加が注目。

③リーフB7

出典:日産自動車株式会社

15年の知見を活かした新型リーフのB7グレード。78kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は国内最長レベルの702㎞(WLTCモード)を実現。EV普及のパイオニアの進化を実車で確認すべし。

④パトロール (中東モデル)

出典:日産自動車株式会社

中東市場向けの大型フラグシップSUV「パトロール」。圧倒的な存在感と高級感を備えた1台で、日本への導入検討もされている1台。目の前でそのスケールを体感したいところ。

⑤ルークス(新型)

出典:日産自動車株式会社

今年9月にフルモデルチェンジした日産の軽ハイトワゴン。12.3インチの大型ディスプレイを搭載しているなど、軽自動車の常識を覆す質感と先進性を実現したモデル。

⑥エクストレイル ROCK CREEK

出典:日産自動車株式会社

マイナーチェンジで追加された、タフギアDNAを強調する専用内外装と防水シートを備えたアウトドアグレード。

⑦スカイライン400R Limited

出典:日産自動車株式会社

スカイライン400Rをベースにした400台限定の特別使用車。現行スカイラインの集大成で、ファン必見の1台!

⑧フェアレディZ(2025モデル)

出典:日産自動車株式会社

日産の象徴ともいえるスポーツカー「Z」。伝統と現代技術が融合したスポーツカーの2025年モデルがお披露目。

⑨サクラ × Ao-Solar Extender

出典:日産自動車株式会社

軽EV「サクラ」に、電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender」を搭載したプロトタイプ。車の屋根にソーラーパネルを展開でき、EVの新しい電力活用方法を提案。

⑩Formula E (Gen3 Evo)

出典:日産自動車株式会社

シーズン11でドライバーズチャンピオンを獲得したフォーミュラE車両を展示。
最先端のフォーミュラE車両を間近で見れる貴重な機会!

🥈トヨタ自動車-新たなステージへ-

トヨタグループがGRブランドを含む5ブランド体制に!<センチュリー・レクサス・GR・トヨタ・ダイハツ>
その頂点に立つのが、「センチュリー」!超高級ブランドとして、車名からブランドへ独立を遂げます。
そんなセンチュリーのクーペモデルに加え、注目のコンセプトカーが展示されます。

①新型センチュリー クーペ

出典:トヨタ自動車株式会社

セダン、SUVに続く第3のボディタイプとして提案されるラグジュアリークーペのコンセプトモデル。
センチュリーは、大量生産を最も得意とするトヨタグループの中で、少量生産やオーダーメイドの領域を担う予定で、上級者以上の市場でレクサスのさらに上に位置する「Top of Top」のブランド。

②レクサス LS コンセプトモデル(6輪ミニバン)

出典:トヨタ自動車株式会社

レクサスのフラグシップである「LS」の「S]を従来の「Luxury Sedan」から「Luxury Space(ラグジュアリースペース)」へと大胆に再定義したモデル。6輪のドライブトレーンを採用した高級ミニバンタイプはレクサスの挑戦を感じる1台。

③ランドクルーザーFJ

出典:トヨタ自動車株式会社

10月21日に世界初公開されたばかりのランドクルーザーの新シリーズ。コンパクトさとタフネスを両立した小型ランクル。

④新世代カローラ コンセプト

出典:トヨタイムズ YouTube(キャプチャー画像)

次期カローラを示唆するコンセプトモデル。背が低く、ワイドなスポーティーなセダンフォルムが特徴。コンセプトモデルながら、そのまま売り出されるのではと噂される1台。

🥉株式会社SUBARU-スバルの未来に向けた両輪を初公開!-

今回のスバルはSTIコンセプトモデルが熱い!

電動化時代と内燃機関の未来を担う、二つの「STI」コンセプトモデルが世界初公開となります。

ブース自体も二つのシーンに分かれ、PerformanceシーンとAdventureシーンのそれぞれでスバルの魅力が提案されます。

①Performance-E STI concept(世界初公開)

出典元:SUBARU株式会社

スバルの新世代を牽引するバッテリーEV(BEV)のSTIコンセプトモデル。ファストバックシルエットに、効率性とモータースポーツの伝統を思わせるゴールドのエアロホイールカバーが特徴。

②Performance-B STI concept (世界初公開)

出典元:SUBARU株式会社

水平対向エンジンにシンメトリカルAWDといったスバルの伝統を受け継いだコンセプトモデル。排出ガス規制により2022年に惜しまれつつ生産中止となったWRX STI。このコンセプトモデルは、内燃機関での再登場の可能性を示唆するスバルファン注目の1台。

③Trailseeker prototype (日本仕様初公開)

出典元:SUBARU株式会社

「ソルテラ」に続く、スバルグローバルBEVラインナップの第2弾モデルです。日本での販売が決定されている1台で、北米で先行発表されたモデルの日本仕様が初公開。

④Forester Wilderness prototype (参考出品)

出典元:SUBARU株式会社

北米市場で評価の高い「Wilderness」ブランドのプロトタイプ。フォレスターがもつ正統派SUVとしてのルックスに、タフギア要素や走破性・機能性を強化したモデル。

⑤Outback Wilderness prototype (参考出品)

出典元:SUBARU株式会社

アウトバックをベースにタフでラギッドなキャラクターを磨き上げた1台。アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性を強化したモデルで、自然と共生するアウトバックのコンセプトを継承。

⑥1983 Subaru GL Family Huckster (参考出品)

出典元:SUBARU株式会社

1983年製Subaru GL Wagon(日本仕様は2代目レオーネ・ツーリングワゴン)をベースに、スバルオブアメリカのモータースポーツ部門が最新のテクノロジーを組み合わせて蘇らせたマシン。

4位 マツダ株式会社-内燃機関スポーツの未来-

マツダブースの魅力は2台のコンセプトカーです。
マツダは2年周期で展示内容が切り替わっていることが過去のモーターショーから明らかになっています。
「プレビューコンセプトモデル」が出展→2年後に「市販反映コンセプト」が出展。
本年は「市販反映コンセプト」、つまり、量販寸前のデザインを示すコンセプトモデルが出展される年度になります。

①ビジョンモデル2台(世界初公開)

出典:マツダ株式会社

テーマを具現化する2台のコンセプトカーが世界初公開。事前公開されているシルエットは、流麗なファストバックを示していて、これは次期「Mazda3」の市販反映コンセプトか。

②新型 CX-5(欧州仕様車/世界初公開)

出典:マツダ株式会社

2025年7月に欧州で発表された第3世代CX-5を、世界で初めて一般公開。室内居住空間や使い勝手が大幅向上。マツダの生産台数の1/3を占める基幹モデルの進化を目の当たりに。

本田技研工業株式会社-陸・海・空のモビリティが一堂に会す-

ホンダは四輪、二輪、飛行機、ロケット、船外機に至るまで、幅広いモビリティを展示。
特に四輪は、ホンダが推進している電動化戦略の象徴なるコンセプトモデルや市販予定モデルの出展に注目。

①Honda 0(ゼロ)シリーズ 新プロトタイプ(世界初公開)

出典:本田技研工業株式会社

ホンダが2026年よりグローバル市場に投入を予定している次世代EVシリーズ「Honda0シリーズ」に、新たに加わるSUVモデルのプロトタイプ。

②Honda 0 シリーズ SALOON (ジャパンプレミア)

出典:本田技研工業株式会社

昨年、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーで世界初公開された1台。
次世代EV「Honda 0シリーズ」のコンセプトカー。

③四輪小型 EV プロトタイプ(世界初公開)

フィットクラスのコンパクトさでの登場が予想される1台。「FUN(楽しさ)」と「操る喜び」の両立を目指して開発された小型EVプロトモデル。

④PRELUDE(プレリュード)

出典:本田技研工業株式会社

量産仕様モデルを展示。電動化時代の新しいスペシャリティスポーツとして復活を遂げたハイブリッドモデル。

⑤Acura RSX Prototype

出典:本田技研工業株式会社

次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept」をベースに開発される1台。2026年後半での発売が予定される「Acura」ブランドから送り出される1台。

⑥CR-V e:HEV プロトタイプ

出典:本田技研工業株式会社

これまでFCEVのみだったCR-V。米国や中国で販売されているハイブリッドモデル(e:HEV)が出展予定。第4世代の2モーターハイブリッドシステムを採用する日本発売予定の注目モデル。

⑦N-ONE e

出典:本田技研工業株式会社

2025年9月に販売が開始されたばかりの軽乗用EV。単にエンジンモデルをバッテリーとモーターに置き換えただけでなく、外観まで新たにデザインされた一球入魂モデル。

三菱自動車-電動化で往年の名車が復活か-

①電動クロスオーバーSUV コンセプトカー(世界初出展)

得意とする電動化・四輪制御技術を融合させた期待の1台。これが期待される理由は、合同展示エリアで1985年のダカール・ラリー優勝車である初代『パジェロ』の実車が展示されること。最近激アツの三菱、パジェロ復活の布石の1台か⁉︎

②新型デリカミニ

出典:三菱自動車株式会社

10月29日にフルモデルチェンジして発売するモデル。新型ルークスの兄弟車。

軽自動車の枠を超え、ルークスにはない5つのドライブモードを備えた期待の新星。

③新型ekスペース

出典:三菱自動車株式会社

こちらも10月29日にフルモデルチェンジして発売されるモデル。新型ルークスと新型デリカミニの兄弟車。

デリカミニと違い、シンプルでファミリーユースを意識したモデル。

④アウトランダー PHEV

出典:三菱自動車株式会社

三菱のフラッグシップ車。2024年にビッグマイナーチェンジが実施され、室内外フルLED化、シートベンチレーション、YAMAHAのプレミアムサウンドシステムが搭載されるなど、商品力が爆上がりした1台。2025年9月4日に商品改良が実施され、そちらが展示予定。

⑤デリカD:5

出典:三菱自動車株式会社

三菱のミニバンラインナップを1台にして強固に支える1台。

その見た目とは裏腹に悪路走破性は抜群。
11月3日(月・祝)と4日(火)はSUV悪路パフォーマンスショーランが開催され、その性能が披露される予定。

⑥トライトン ラリーカー

出典:三菱自動車株式会社

アジアカントリーラリー2025優勝車の実車が参考出展予定。

スズキ株式会社-コンパクトモデル中心の出展-

①Vision e-Sky(軽乗用BEVコンセプト/世界初公開)

出典:スズキ株式会社

日産サクラ、N-ONE e、はたまたBYDが導入を検討している軽乗用EV市場。そこに待ったをかけるがごとく、満を持して世界初公開となるスズキ渾身の1台。軽ハイトワゴン型のコンセプトモデルで、航続距離は軽EVではトップクラスの270㎞以上を標榜。

②フロンクス FFV コンセプト

出典:スズキ株式会社

コンパクトSUVのフロンクスをベースにしたフレックス燃料車(FFV車)。バイオエタノール燃料でも走行できるよう、1.2L直噴ターボエンジンに改良が加えられ、2028年度を目処に一部地域での導入が計画される1台。

②e VITARA

出典:スズキ株式会社

2025年1月にインドのBharat Mobility Global Expo 2025で公開されたスズキのBEV世界戦略車の第一弾。スズキ初の量販BEVとして重要な役割を担う1台。

③クロスビー (XBEE)

出典:スズキ株式会社

大幅改良モデルとして展示される1台。先進安全装備や快適装備の拡充、走行性能や燃費性能を大幅に進化。

④ジムニーノマド

出典:スズキ株式会社

熱狂的なファンをもつ「ジムニー」の特別仕様車。トヨタブースで展示される、「トヨタ ランドクルーザーFJ」の競合車として名を連ねる。小型オフローダー市場を席巻する1台として大注目。

⑤ビクトリス

出典:スズキ株式会社

2025年9月に発表された新型SUV「ビクトリス」のCNG(圧縮天然ガス)/CBG(圧縮バイオメタンガス)仕様の試作車。

⑥e EVERY CONCEPT

出典:スズキ株式会社

物流のラストワンマイルを支えるための電動化ソリューションとして、スズキ・ダイハツ・ダイハツの3社が共同開発している軽商用BEVコンセプト。2025年度内の発売を予定し、航続距離は200㎞を想定。

⑦スペーシア

出典:スズキ株式会社

スズキの軽ハイトワゴンの主力モデル。2023年11月9日にフルモデルチェンジが実施され、2025年もマイナーチェンジで魅力度アップ。また、商用モデルのスペーシアベースのフルモデルチェンジが控えており、ジャパンモビリティーショーでお披露目予定。

まとめ-開催までもうすぐ!-

ジャパンモビリティーショー2025
🌟開催期間:2025年10月31日(金)午後〜11月9日(日)
  10月31日(金) 13:30~19:00
  11月1日(土)、3日(月・祝)、8日(土) 9:00~19:00
  11月2日(日)、9日(日) 9:00~18:00
  11月4日(火)~7日(金) 10:00~19:00
  ※9:00〜10:00はアーリーエントリーチケット所有者のみ入場可
🗺東京ビッグサイト(東京国際展示場)
  会場となる東京ビッグサイトは、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。
  • ゆりかもめ線: 東京ビッグサイト駅(徒歩約3分)
  • りんかい線: 国際展示場駅(徒歩約7分)  

今回の見どころはやはり日産・トヨタ・スバルの世界初公開モデル。
市販化に直結する車も多く、次の自分の愛車を占う上でも参考にしたいところ。

まずは、この記事で紹介した車の中から「気になるモデル」をピックアップし、ブースを絞って効率的に回るのがおすすめ。

混雑を避け、しっかり実車を見たい方は午前中の来場が狙い目です。

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