トヨタ スターレット復活!あの名車が令和に蘇る理由とは⁉

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かつて最強のコンパクトカーとして名を馳せたトヨタ・スターレット。あの名車が、令和の時代にトヨタの本気とともに復活。スターレットはなぜ今登場するのか、気になる情報をお届けします。

そもそもスターレットってどういう車?

トヨタ・スターレットは、1973年に登場し、2000年に惜しまれつつ生産終了した小型ハッチバックの名車です。特にスターレットGTターボは、90年代を代表するホットハッチの一つで、まさに「羊の皮を被った狼」。1.3L直4ターボ(4E-FTE)を搭載で、最高出力は135PS、車重は850kg前後。0-100km/h加速は7秒台前半と、普段の足として使えるホットハッチとして、当時は日本代表のような存在でした。

出典:トヨタ自動車株式会社

なぜ今、スターレットが復活するのか?

現在の自動車市場は、EV(電気自動車)やSUVに注目が集まる一方、コンパクトで燃費性能に優れた車も根強い人気があります。特に都市部では「小回りが利くコンパクトカー」が再評価されており、コンパクトカーには一定数の需要があります。トヨタはこのニーズに応える形で、スターレットの復活を決断したと考えられます。ブランド再生とノスタルジー消費も大きな背景要因です。
実は、南アフリカなどの地域では、2020年以降「スターレット」が復活しており、こちらはスズキ「バレーノ」のOEMモデル。トヨタとスズキが2019年に結んだ戦略的業務提携の一環で復活した車です。

出典:トヨタ自動車株式会社

新型スターレットの予想仕様

新型スターレットが実際に日本市場に投入される場合、そのプラットフォームはおそらくダイハツのDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用するものと思われます。DNGAの活用が進んでおり、トヨタとしても、コスト・生産効率・電動化対応において採用メリットが大きいからです。もう少し踏み込むと、トヨタ仕様にアレンジしたダイハツ製モデルで登場する可能性が大きいです。上述で記載をした、スズキOEMのバレーノを日本市場へ投入という選択肢もありますが、日本国内ではサイズが大きく、安全基準やインテリアの質感、走行性能において物足りない可能性が大きいので、恐らく見送られるでしょう。ダイハツ主導で開発をし、トヨタがデザインや装備をアレンジするのが現実的です。

では実際の仕様を予想してみましょう。

パワートレイン

  • 1.2L 直3 NAガソリン…ダイハツの「WA-VE型」エンジン(ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズ)
  • 1.5L ハイブリッド(THSⅡ)…トヨタのヤリス系と共通のシステム

車体サイズ(予想)

項目 サイズ(予想)
全長 約3,900mm
全幅 約1,695mm
全高 約1,500mm
ホイールベース 約2,520mm
車重 約980〜1,050kg
ヤリスとの棲み分けをするために、ヤリスより小ぶりになると予想。
出典:トヨタ自動車株式会社

「かっとびスターレット」仕様は出ないのか?

もちろんホットなモデルの登場も予想されます。標準グレードに加えて、GRモデルの登場も予想されます。Gazoo Racingチューンのホットハッチ版で、ヤリスやアクアと同じく、「GR SPORT」として登場する可能性が大です。

  • 専用フロントバンパー、スポイラー装着
  • サスペンション強化(KYB製ショックアブソーバー採用)
  • 専用17インチホイール
  • スポーツシート+本革巻きステアリング

GRスポーツらしく、見た目と足回りを強化したグレードは恐らく設定される可能性が大きいです。

また、「GRMN」モデルの登場も(台数限定になる可能性が高いですが…)。

  • エンジン:1.0L ターボ(1KR-VET型を専用チューン)
  • 駆動方式:
  • 6MT設定:GRヤリス同様のスポーツMT搭載
  • 車重:約980kg前後をキープ

軽量ボディ×小排気量ターボ×6MT。マニアなら喉から手が出そうなモデルです。

まとめ

スターレットの復活は、単なる懐かしさからだけではなく、トヨタグループのグローバル戦略の一環です。今のところ、開発はダイハツが主導し、トヨタが独自デザイン&ブランドで展開する可能性が濃厚です。中身はしっかり作り込まれた“走れるエコカー”、見た目はトヨタ流の洗練デザインとしての登場が予想されます。登場時期は早ければ2025年内、遅くとも2026年前半。あの名車が、令和の街を再び走る日が来るかもしれない、そんな日は意外と近いかもしれません。

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