2026年のSUPER GTシリーズに参戦するのは全43台。GT500クラス14台・GT300クラス29台が、同じコースで混走する国内最高峰のレースシリーズです。
「あのレースカーのベース車、実際に買えるの?」——SUPER GTを観戦していると、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。マツダCX-30に乗りながら、いつかスポーツカーへの乗り換えを検討している筆者が、第2戦開幕直前に徹底調査しました。
今回の調査で分かったこと:
– GT500マシンと市販車の共通部品は「ドアノブとエンブレムのみ」——中身は完全な別物
– GT300には3つの車両規定があり、規定によって「市販車との近似性」が大きく異なる
– 購入可能な参戦車両の価格帯は新車294万円〜2,000万円超まで幅広い
– GRスープラA90は2026年春に生産終了
2015年以降にSUPER GTに参戦した(参戦中の)国産市販車ベースの車両を、メーカー別に徹底解説します。
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SUPER GT「GT500」と「GT300」——まず基礎知識を押さえましょう
SUPER GTは、GT500クラスとGT300クラスが同じコースを混走する国内最高峰のレースシリーズです。2クラスが同一レースで競い合う形式は世界的にも珍しく、それがSUPER GTならではの見どころでもあります。
GT500クラス——「シルエットフォーミュラ」と呼ばれる最上位クラス
GT500は「シルエットフォーミュラ」と呼ばれるほど、外観だけは市販車の面影を残しながら、中身は完全な競技専用マシンに仕上げられています。
具体的には、全GT500マシンが共通のカーボンモノコック(車体の骨格)を使用しており、エンジンもトヨタ・日産・ホンダの3メーカーが共同で定めた「NRE(ニッポン・レース・エンジン)」規格に統一されています。
市販車と共通している部品は、事実上エンブレムとドアノブのみと言われています。GRスープラに搭載されている直列6気筒ターボエンジンも、フェアレディZのV6ツインターボも、GT500マシンには一切載っていません。「同じ車名の別の乗り物」と理解するのが正確です。
| 項目 | GT500マシン | 市販車(例:GRスープラ) |
|---|---|---|
| シャシー | 共通カーボンモノコック | 量産スチール/アルミフレーム |
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(3メーカー共通規格) | B58 直6 3.0Lターボ |
| トランスミッション | ZF製(全車共通) | 各社独自AT/MT |
| 最低重量 | 1,020kg | 約1,500kg |
| 燃費 | 約2km/L | 約12〜15km/L |
| 市販車との共通部品 | エンブレム・ドアノブのみ | — |
GT300クラス——3つの車両規定が混在する多様なクラス
GT300クラスはGT500と異なり、車両規定が大きく3種類に分かれています。
① FIA-GT3規定
FIA(国際自動車連盟)が定める世界共通の競技車両規格です。市販のスポーツカーをベースに、メーカー自身が競技向けに製造・販売する「カスタマーレーシングカー」がこの規定に当たります。
エンジンやシャシーは市販車を基礎としているため、3つのGT300規定の中で最も市販車との近似性が高いカテゴリーです。もちろん安全装備(ロールケージ等)・空力パーツ・ブレーキシステムは競技専用に強化されていますが、エンジン本体は市販車由来の設計を維持しています。
SUPER GT GT300に参戦する外国メーカー車(ポルシェ911、BMW M4 GT3、メルセデスAMG GT3等)のほとんどがこの規定です。日本車ではホンダNSX GT3(NC1型市販車ベース)や日産GT-R NISMO GT3(R35ベース)が代表例です。
② GT300規定(旧JAF-GT)
GTA(GT Association)が定める国内独自の競技車両規格です(2021年より旧GT300規定から改称)。外観は市販車のシルエットを保ちながらも、エンジンや足回りを大幅に改造・換装することが認められています。
GT500と同様に「シルエットフォーミュラ」的な性格を持ちますが、内部改造の自由度はFIA-GT3よりもはるかに高く、市販車とは全く異なるエンジンを搭載することも認められています。スバルBRZ GT300(市販FA24型から水平対向6気筒ツインターボへ換装)やトヨタGR86 GT300(市販FA24型からV8 5.4Lへ換装)がこの規定の代表例です。見た目は市販車に近いですが、エンジンは全くの別物です。
③ マザーシャシー(MC)規定
レース専用シャシーに市販車風のボディを被せた車両です。シャシー自体は市販車と全く関係のない競技専用設計であり、3カテゴリーの中で最も「純粋なレーシングカー」に近い存在です。外観こそ市販車に近いシルエットを持ちますが、機械的な共通点はほぼありません。SUPER GT GT300ではトヨタ86 MCなどがこの規定で参戦しています。
GT300の3規定を整理すると:
| 規定 | 市販車との近似性 | 代表車(国産) | エンジン |
|---|---|---|---|
| FIA-GT3 | ★★★★★ 高い | Honda NSX GT3、日産GT-R GT3 | 市販車ベース |
| GT300規定 | ★★★☆☆ 外観は近い・中身は別物 | スバルBRZ GT300、トヨタGR86 GT300、レクサスLC500/LC500h、日産フェアレディZ | 大幅改造・別エンジン換装可 |
| マザーシャシー | ★★☆☆☆ 外観のみ | トヨタ86 MC | 競技専用 |
GT500クラス参戦車両 メーカー別解説
トヨタ/レクサス系:3世代にわたる参戦
トヨタ・レクサスは2015年以降、3つのベース車両でGT500を戦ってきました。
① レクサスRC F GT500(2015〜2016年参戦)
市販車:レクサスRC F

レクサスのパフォーマンスクーペとして2014年に登場しました。2UR-GSE型V8 5.0L自然吸気エンジンを搭載し、官能的なV8サウンドと上質な乗り心地を両立したモデルです。GT500では2016年にチャンピオンを獲得した車体です。
GT500マシンとしては共通カーボンモノコックにNRE 2.0L直4ターボエンジンを搭載しており、RC Fのシルエットを活かしたボディワークが施されていますが、機械的な共通点はほぼありません。
| 項目 | RC F GT500 | 市販車 RC F |
|---|---|---|
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(共通) | 2UR-GSE V8 5.0L NA |
| 出力 | 約550PS以上 | 477PS |
| 駆動 | FR(共通規定) | FR |
購入可否:✅ 中古のみ(2025年11月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約326万〜1,699万円(2026年5月現在)
– GT500参戦期間:2014〜2016年(3シーズン)
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② レクサスLC500 GT500(2017〜2019年参戦)
市販車:レクサスLC500

2017年に登場したレクサスのフラッグシップクーペです。RC F同様にV8 5.0Lエンジンを搭載し、優雅なボディデザインと高性能を両立しています。GT500では2017年・2019年とチャンピオンを獲得した「黄金期」のマシンです。
| 項目 | LC500 GT500 | 市販車 LC500 |
|---|---|---|
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(共通) | 2UR-GSE V8 5.0L NA |
| 出力 | 約550PS以上 | 477PS |
| チャンピオン | 2017年・2019年獲得 | — |
購入可否:✅ 中古のみ(2026年3月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約578万〜2,380万円
– チャンピオン獲得:2017年・2019年 ✓
③ トヨタGRスープラ GT500(2020年〜2026年現在参戦中)
市販車:トヨタGRスープラ A90

2020年から参戦し、2021年・2023年・2024年・2025年の4度のチャンピオンを獲得した現在のエースです。2026年シーズンも継続参戦中です。
⚠️ 重要:GRスープラは2026年3月に生産終了済みです。 A90 Final Edition(150台限定・約1,500万円)はすでに販売終了しており、新車での入手はできません。今後は中古市場のみでの流通となります。
| 項目 | GR Supra GT500 | 市販車 GRスープラ |
|---|---|---|
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(共通) | B58 直6 3.0Lターボ |
| 出力 | 約550PS以上 | 387PS |
| チャンピオン | 2021・2023・2024・2025年獲得 | — |
| 備考 | 2026年参戦継続中 | 2026年3月生産終了済み |
購入可否:✅ 中古のみ(2026年3月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約457万〜1,275万円
– チャンピオン獲得:2021年・2023年・2024年・2025年(計4回) ✓
– 2026年シーズン参戦中 ✓
日産系:GT-RからフェアレディZへ
日産は国産スポーツカーの2大ブランドでGT500を制してきました。
④ 日産GT-R NISMO GT500(〜2021年参戦)
市販車:日産GT-R R35 / GT-R NISMO

R35型GT-Rは2008年のGT500デビューシーズンから即チャンピオンを獲得。以降14年間にわたり参戦し、GT500で計41勝・5度のチャンピオンという圧倒的な成績を残して2021年に引退しました。
【重要】GT-R市販車のバリエーションと競技との関係
GT-Rは2007年に登場し、惜しまれつつも2025年8月に生産が終了しました。販売していた当時のグレードについて、競技車両との関係を含め整理しておきましょう。
| グレード | エンジン出力 | 特徴 | 新車価格(目安) |
|---|---|---|---|
| GT-R 標準 | 570PS | VR38DETT V6 3.8Lツインターボ | 約1,499万円〜 |
| GT-R NISMO | 600PS | NISMO専用エアロ・強化足回り・チューニング | 約2,117万円〜 |
| GT-R NISMO スペシャルエディション | 600PS | NISMO内製部品・レーシングシート装備 | 約3,061万円〜 |
GT-R NISMOとGT500マシンの関係について
GT-R NISMOは、NISMO(日産のモータースポーツ部門)が開発した最高峰グレードです。GT500マシンの空力・サスペンション開発で培ったノウハウを市販車にフィードバックしたもので、「レースで磨かれた技術を市販車に落とし込んだ究極グレード」と言えます。
ただし、GT500レーシングカーとの機械的な共通部品はほぼありません。GT500マシンは共通カーボンモノコック+NRE 2.0L直4ターボを搭載しており、VR38DETT V6ツインターボを積む市販車とは根本的に異なります。それでも、GT-R NISMOは「GT500で培ったノウハウが注ぎ込まれた市販最高峰グレード」と言っても過言ではありません。
| 項目 | GT-R NISMO GT500 | 市販 GT-R NISMO |
|---|---|---|
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(共通規格) | VR38DETT V6 3.8Lツインターボ |
| 出力 | 約550PS以上 | 600PS |
| 共通部品 | エンブレム・ドアノブ程度 | — |
| GT500技術との関係 | ベース車両の形状 | 空力・足回りにノウハウを反映 |
購入可否:✅ 中古のみ(2025年8月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約778万〜6,280万円(年式・グレードで大幅変動)
– チャンピオン獲得:GT500で計5回 ✓
⑤ 日産フェアレディZ GT500(RZ34型)(2022年〜現在参戦中)
市販車:日産フェアレディZ RZ34

2022年にGT-Rからバトンを受けた新型フェアレディZです。デビューシーズンの2022年に#12カルソニック IMPUL Zがシリーズチャンピオンを獲得しました。
GT500マシンのシルエットはGT500クラス中でも最もベース車のZらしさが再現されていると評されており、フロントノーズからリアにかけての特徴的なラインが活きています。ただし中身は共通モノコック+2.0L直4ターボで、市販車のVR30DDTT V6 3.0Lツインターボとは全く異なります。
| 項目 | Z GT500 | 市販車 フェアレディZ |
|---|---|---|
| エンジン | NRE 2.0L直4ターボ(共通) | VR30DDTT V6 3.0Lツインターボ |
| 出力 | 約550PS以上 | 405PS |
| 外観の近似性 | GT500クラス中随一のZらしさ | — |
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:約550万〜935万円(Version S〜NISMO)
– 中古相場:約400万〜1,199万円
– チャンピオン獲得:2022年(デビューイヤー) ✓
– 2026年シーズン参戦中 ✓
ホンダ系:NSX-GT→シビックタイプR→プレリュードへの変遷
ホンダは2014年からNSX CONSEPT-GTとしてホンダが誇るスーパーカーで参戦。そして現在に至るまで3車種でエントリー中となります。
⑥ ホンダNSX-GT(〜2023年参戦)
市販車:ホンダ NSX NC1型(生産終了)

NSXとしては2017年から参戦し、2018年・2020年にチャンピオンを獲得した名機です。市販NSX(NC1型)はSH-AWD+3.5L V6ツインターボハイブリッド 581PSというスーパーカーでしたが、2022年に生産終了。現在は中古のみの希少な存在です。
購入可否:✅ 中古のみ(新車は2022年11月生産終了)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約2,290万〜3,800万円
– チャンピオン獲得:2018年・2020年 ✓
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⑦ ホンダシビックタイプR-GT(2024〜2025年参戦)
市販車:ホンダ シビックタイプR FL5

GT500初の5ドアハッチバック参戦として話題を集めたマシンです。2024年第4戦(ARTA MUGEN)でGT500デビュー初優勝を達成し、2025年にも複数回の優勝を重ねました。2026年よりプレリュードGTにバトンを渡し引退しました。
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:617万9800円(RACING BLACK Packageのみ)
– 中古相場:約480万〜839万円
– GT500参戦実績:2024〜2025年(優勝複数回)
– 2026年GT500参戦:✗(プレリュードGTに交代)
⑧ ホンダプレリュードGT(2026年〜参戦中)
市販車:ホンダ プレリュード(2025年9月5日発売)

24年ぶりに復活したプレリュードです。市販車は2.0L e:HEV(2モーターハイブリッド)搭載のFF車で617万9800円。「スペシャリティスポーツハイブリッド」として登場しました。
GT500マシン「プレリュードGT」は市販車とは全く異なる設計で、FRレイアウト+2.0L直4ターボを搭載しており、2026年シーズンがデビューイヤーです。
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:617万9800円(1グレードのみ)
– 中古相場:約495万〜695万円
– エンジン:2.0L e:HEV 203PS(FF駆動)
– 2026年シーズン参戦中 ✓(デビューイヤー)
GT300クラス参戦車両(国産市販車ベース)
⑨ スバルBRZ GT300(2012年〜現在継続参戦中)——GT300規定
市販車:スバルBRZ ZD8型

R&D SPORTチームが運営する、GT300の国産勢を代表するマシンです。2021年にGT300シリーズチャンピオンを獲得しました。
GT300規定のため外観はBRZのシルエットを維持していますが、エンジンは大幅に改造されています。2026年仕様では、スバルの名機「アルシオーネSVX」に搭載されていたEG33型をベースに新設計した水平対向6気筒ツインターボ(2,932cc)を搭載しており、市販車のFA24型2.4L水平対向4気筒自然吸気(235PS)とは全く異なるエンジンです。
| 項目 | BRZ GT300(2026年仕様) | 市販車 BRZ ZD8 |
|---|---|---|
| 車両規定 | GT300規定 | — |
| エンジン | EG33ベース H6ツインターボ | FA24 H4 自然吸気 |
| 排気量 | 2,932cc | 2,387cc |
| 出力 | 約500馬力超(推定) | 235PS |
| 外観 | BRZのシルエットを活用 | 市販BRZ |
| 駆動 | FR | FR |
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:332万〜382万円
– 中古相場:約189万〜611万円
– GT300チャンピオン獲得:2021年 ✓
– 2026年シーズン参戦中 ✓
⑩ トヨタGR86 GT300(2012年〜現在継続参戦中)——GT300規定
市販車:トヨタGR86 ZN8型

2026年のGT300クラスに複数チームが参戦する国産最多参戦車種です。GT300規定のため外観はGR86のシルエットを維持していますが、搭載エンジンはTRD製「2UR-G型 V8 5.4L(5,400cc)」と、市販のGR86(FA24 2.4L 水平対向4気筒 235PS)とは全く別物の大排気量V8エンジンです。
旧世代の86(ZN6型)は2016年GT300チャンピオンを獲得。GR86になってからも複数チームが上位を争っています。
| 項目 | GR86 GT300 | 市販車 GR86 ZN8 |
|---|---|---|
| 車両規定 | GT300規定 | — |
| エンジン | TRD製 2UR-G V8 5,400cc | FA24 H4 自然吸気 |
| 出力 | 約500馬力超(推定) | 235PS |
| 外観 | GR86のシルエットを活用 | 市販GR86 |
| 駆動 | FR | FR |
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:294万〜362万円(RC・SZ・RZグレード)
– 中古相場:約218万〜735万円
– GT300チャンピオン獲得:86時代に2016年 ✓
– 2026年シーズン参戦中 ✓
⑪ レクサスRC F GT3(FIA-GT3規定)——GT300クラスにも参戦
市販車:レクサスRC F

GT500ベース車としておなじみのRC Fは、GT300クラスにもFIA-GT3規定で参戦しています。ANEST IWATA Racingが2025年まで参戦し、2026年はSHADE RACINGが引き継ぎ継続参戦します。FIA-GT3規定のため市販RC Fをベースに競技仕様に仕立てており、3規定の中では最も市販車に近いマシンです。
購入可否:✅ 中古のみ(新車は2025年11月生産終了)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約326万〜1,699万円(2026年5月現在)
– 車両規定:FIA-GT3
– 2026年シーズン参戦中(GT300) ✓
⑫ レクサスLC500 GT300(GT300規定)——GT500から転身
市販車:レクサスLC500

GT500で黄金期を築いたLC500のボディを使ったGT300規定マシンです。LM corsaが2021年から参戦。GT500マシンとは異なりGT300規定ベースの仕様で、外観はLC500のシルエットを使用しています。
購入可否:✅ 中古のみ(2026年3月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約578万〜2,380万円
– 車両規定:GT300規定
– 2025〜2026年シーズン参戦中(GT300) ✓
⑬ レクサスLC500h GT300(GT300規定)——ハイブリッド搭載の異色マシン
市販車:レクサスLC500h

aprチーム(No.31)がGR Prius PHVから乗り換えて2023年から参戦。GT300クラス唯一のハイブリッド搭載マシンとして注目を集めています。市販LC500hのボディラインを活かしたGT300規定マシンです。
購入可否:✅ 中古のみ(2026年3月生産終了済み)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約578万〜2,380万円
– 車両規定:GT300規定
– 2023〜2026年シーズン参戦中(GT300) ✓
⑭ トヨタ86 GT300MC(マザーシャシー規定)——純粋なレーシングカー
市販車:トヨタ86(ZN6型)

86のボディを纏ったマザーシャシー規定マシンです。シャシー自体はレース専用設計で、市販86との機械的な共通点はほぼありませんが、86のシルエットを持つ純粋なレーシングカーです。
購入可否:市販ベース車は中古のみ(86 ZN6型は生産終了)
– 新車価格:生産終了
– 中古相場:約72万〜640万円
– 車両規定:マザーシャシー(GT300MC)
⑮ 日産フェアレディZ GT300(GT300規定)——GT500と同じZがGT300にも
市販車:日産フェアレディZ RZ34

GT500でチャンピオンを獲得したZのGT300規定版です。GAINERチーム(No.11)が2024年からGT-R NISMO GT3に代わりGT300規定フェアレディZで参戦。2026年も継続参戦中です。GT500マシンとは全く異なる仕様ながら、同じZのシルエットを持つのが見どころです。
購入可否:✅ 新車・中古で購入可
– 新車価格:約550万〜935万円(Version S〜NISMO)
– 中古相場:約400万〜1,199万円
– 車両規定:GT300規定
– 2024〜2026年シーズン参戦中(GT300) ✓
SUPER GT参戦車両 全車比較表
| 車種 | クラス | 規定 | 参戦期間 | 新車価格目安 | 中古相場目安 | チャンピオン | 2026年参戦 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| レクサスRC F | GT500 | — | 2015〜2016 | 生産終了(2025年11月) | 326〜1,699万円 | 2016 | — |
| レクサスLC500 | GT500 | — | 2017〜2019 | 生産終了(2026年3月) | 578〜2,380万円 | 2017・2019 | — |
| トヨタGRスープラ | GT500 | — | 2020〜現在 | 生産終了(2026年3月) | 457〜1,275万円 | 2021・2023・2024・2025 | ✅ |
| 日産GT-R R35 | GT500 | — | 〜2021 | 生産終了(2025年8月) | 778〜6,280万円 | 2015(計5回) | — |
| 日産フェアレディZ | GT500 | — | 2022〜現在 | 550万円〜 | 400〜1,199万円 | 2022 | ✅ |
| ホンダNSX NC1 | GT500 | — | 〜2023 | 生産終了(2022年11月) | 2,290〜3,800万円 | 2018・2020 | — |
| ホンダシビックタイプR | GT500 | — | 2024〜2025 | 618万円〜 | 480〜839万円 | なし | — |
| ホンダプレリュード | GT500 | — | 2026〜現在 | 618万円 | 495〜695万円 | —(初年度) | ✅ |
| スバルBRZ ZD8 | GT300 | GT300規定 | 継続中 | 332万〜382万円 | 189〜611万円 | 2021(GT300) | ✅ |
| トヨタGR86 ZN8 | GT300 | GT300規定 | 継続中 | 294万〜362万円 | 218〜735万円 | 86で2016(GT300) | ✅ |
| レクサスRC F GT3 | GT300 | FIA-GT3 | 2015〜現在 | 生産終了(2025年11月) | 326〜1,699万円 | — | ✅ |
| レクサスLC500 | GT300 | GT300規定 | 2025〜現在 | 生産終了(2026年3月) | 578〜2,380万円 | — | ✅ |
| レクサスLC500h | GT300 | GT300規定 | 2023〜現在 | 生産終了(2026年3月) | — | — | ✅ |
| トヨタ86 MC | GT300 | マザーシャシー | 継続中 | 中古のみ(86 ZN6) | 72〜640万円 | — | ✅ |
| 日産フェアレディZ RZ34 | GT300 | GT300規定 | 2024〜現在 | 550万円〜 | 400〜1,199万円 | — | ✅ |
今の愛車の査定額が分かれば、どの車が現実的な選択肢かが一気に明確になります。ユーカーパックなら1社への連絡で複数業者の最高値が分かります。
【スコア付き】今すぐ買えるSUPER GT参戦車おすすめ3選
以下の4項目でスコアリングしました(各5点満点、計20点)。
- 市販車との近似性——外観・ドライビング感覚がマシンに近いか
- 優勝・チャンピオン経験——SUPER GTでの実績
- 2026年シーズン参戦中——今シーズンも走っているか
- 購入しやすさ——価格・入手性
🥇 第1位:スバルBRZ ZD8(総合スコア:18/20)
| 採点項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| 市販車との近似性 | 4/5 | GT300規定のマシンは外観がBRZに忠実。低重心FRのスポーツ感も共通 |
| 優勝・チャンピオン経験 | 5/5 | 2021年GT300シリーズチャンピオン(歴史的快挙) |
| 2026年参戦中 | 5/5 | R&D SPORTが継続参戦中 |
| 購入しやすさ | 4/5 | 新車332万円〜。スポーツカーとして手の届く価格帯 |
| 合計 | 18/20 | — |
BRZをおすすめする理由:GT300でチャンピオンを獲ったベース車に現行モデルのまま乗れます。山内英輝・井口卓人選手というトップドライバーが戦うマシンを日常でも感じられる一台です。ZD8型は先代ZC6型から大幅進化し、FA24型2.4L水平対向4気筒(235PS)はパワフルで実用性も高いです。FR駆動でサーキット走行も楽しめ、新車332万円〜という価格はスポーツカーの中ではです。
おすすめグレード:BRZ S(約350万円)——パフォーマンスダンパー標準装備でスポーツドライビングが一層楽しめます
🥈 第2位:トヨタGR86 ZN8(総合スコア:18/20)
| 採点項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| 市販車との近似性 | 4/5 | GT300規定のマシンは外観がGR86に忠実。低重心の気持ちよさも共通 |
| 優勝・チャンピオン経験 | 4/5 | 86時代に2016年GT300チャンピオン。GR86でも上位争い継続 |
| 2026年参戦中 | 5/5 | 複数チームが参戦(応援先を選べる楽しさも) |
| 購入しやすさ | 5/5 | 新車294万円〜。国産FRスポーツカー最安クラス |
| 合計 | 18/20 | — |
GR86をおすすめする理由:2026年のGT300クラスに複数チームが参戦しており、好みのチームを選んで応援できる楽しさがあります。294万円〜という価格は国産FRスポーツカーの中で最も手が届きやすく、初めてのスポーツカーとしても最適です。BRZとは兄弟車ですが、GR86は若干スポーティなサスペンションチューンが特徴とされています。
おすすめグレード:GR86 RZ(約352万円)——専用Bremboブレーキ・18インチホイール装備でサーキットも視野に。
🥉 第3位:日産フェアレディZ RZ34(総合スコア:16/20)
| 採点項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| 市販車との近似性 | 3/5 | GT500で参戦中。ZのフォルムはGT500クラス中随一 |
| 優勝・チャンピオン経験 | 5/5 | 2022年チャンピオン(デビューイヤー制覇) |
| 2026年参戦中 | 5/5 | GT500で継続参戦中 |
| 購入しやすさ | 3/5 | 新車550万円〜。スポーツカーとしては入手可能ですが、やや高め |
| 合計 | 16/20 | — |
フェアレディZをおすすめする理由:GT500で参戦中の車両です。それだけで所有欲が上がります。VR30DDTT V6 3.0Lツインターボ 405PSの動力性能は国産スポーツカーの中で屈指。GT500で走る姿を観ながら、同じシルエットの愛車に乗る体験は夢見心地です。中古市場では400万円台からも狙えます。
乗り換えを現実にする方法:今の愛車を賢く売りましょう
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GR86(294万〜)やBRZ(332万〜)への乗り換えを現実にする第一歩として、まず今の愛車の価値を把握しましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q1. GT500マシンと市販車は本当に中身が全然違うのですか?
はい、全く異なります。GT500マシンは共通カーボンモノコックに2.0L直4ターボエンジンを搭載しており、市販車と共通な部品はエンブレムとドアノブ程度です。
Q2. GT300マシンの方が市販車に近いのですか?
GT300の規定によって異なります。FIA-GT3規定の車両(GT-R NISMO GT3など)はエンジン・シャシーが市販車ベースであるため、最も市販車に近い車体です。GT300規定の車両(BRZ GT300、GR86 GT300など)は外観こそ市販車に近いですが、エンジンは全く異なります。マザーシャシー規定は外観のみが市販車に似ています。
Q3. GT-R NISMOはGT500マシンと同じものですか?
異なります。GT-R NISMOはNISMOが開発した最高峰市販グレードで、GT500マシンの空力・サスペンション開発で培ったノウハウが反映されています。ただし機械的な共通部品はほぼありません。「レースで磨かれた技術を市販車にフィードバックした究極グレード」として捉えるのが正確です。
Q4. GRスープラはもう買えないのですか?
2026年3月に生産終了済みです(A90 Final Editionが150台限定で販売終了)。現在は中古市場のみでの入手となります。中古相場は約218万〜1,590万円(走行距離・年式による)。
Q5. 一番リーズナブルに買えるSUPER GT参戦ベース車はどれですか?
新車ではトヨタGR86(294万円〜)が最安値です。中古ではスバルBRZ/GR86・旧型トヨタ86が200万円台から購入可能です。GT300参戦中でチャンピオン経験もあり、コスパは群を抜いています。
Q6. 2026年のGT300で走っている国産市販車ベースの車はどれですか?
スバルBRZ GT300、トヨタGR86 GT300(GT300規定)、レクサスLC500(GT300規定)、レクサスLC500h(GT300規定)、レクサスRC F GT3(FIA-GT3規定)、トヨタ86 GT300 MC(マザーシャシー)、日産フェアレディZ GT300(GT300規定)の7車種です。
まとめ
今回の調査で分かった重要ポイントを整理します。
おすすめ3選の結論:
– 🥇 スバルBRZ ZD8(18点):GT300チャンプ経験のある現役の車、332万円〜
– 🥈 トヨタGR86 ZN8(18点):国産FRスポーツ最安車、294万円〜
– 🥉 日産フェアレディZ RZ34(16点):憧れのスポーツカー、550万円〜
この3車種以外でも、ホンダではプレリュードは現在GT500で出走していますし、シビック タイプRも昨シーズンまでGT500に参戦していながら、マニュアルでスポーツドライビングを楽しめる1台だったりします。
自分の好きなチームや応援したいチームが見つかれば、気持ちを高める意味でも同じ車両に乗ることを夢見て頑張るのもありかもしれません。
5月3日(日)と4日(月)は第2戦 。レースを観ながら「あの車に乗りたい」と思ったら、まず今の愛車の査定から動きましょう。乗り換え資金を把握してから動くと、選択肢が格段に広がります。
参考情報:SUPER GT公式サイト、TOYOTA GAZOO Racing、Nissan Motorsports(NISMO)、Honda Racing(HRC)、各メーカー公式サイト、autosport web、motorsport-photography.net


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