
「CX-30って実際どうなの?」
カタログを見ても、ディーラーに行っても、表面的なことしか書いていない。「実際に乗っている人のリアルな声が聞きたい」という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、2020年式CX-30(20Sプロアクティブ ツーリングセレクション・ガソリン車)に実際に乗っているオーナーとして、良い点も悪い点も包み隠さず正直に書きます。
ディーラーでは絶対に教えてくれない、乗ってみて初めて気づいたマニアックなポイントも惜しまず紹介します。CX-30の購入を検討している方の参考になれば幸いです。
このグレードを選んだ理由
CX-30のガソリン車には、下から順に「20S」「20Sプロアクティブ」「20Sプロアクティブ ツーリングセレクション」「20S Lパッケージ」という4つのグレードがあります。
私が選んだ「20Sプロアクティブ ツーリングセレクション」は下から3番目のグレードですが、装備内容はほぼフル装備に近いのが特徴です。シートヒーター・ステアリングヒーター・パワーシート・シートメモリー・パワーバックドアなど、日常的に使いたい快適装備がほぼ揃っています。
最上位の「Lパッケージ」との主な違いは内装素材くらいで、コスパを考えると「ツーリングセレクション」は非常に賢い選択肢だと思っています。
購入前に一番心配していたのは「ガソリン車の燃費」と「後席の狭さ」でした。この点については後ほど正直にお伝えします。
乗って実感した「良かった点」8選
① 内外装の質感が価格帯を超えている

CX-30に乗って最初に驚いたのが、内外装のクオリティの高さです。
外観のデザインはもちろんですが、ドアを開けた瞬間から感じる「質感」が明らかに同価格帯の他車と違います。ドアの内張り、ダッシュボードの素材、センターコンソールの仕上げ……どれも「これ本当に300万円台の車?」と感じるレベルです。
鍵(スマートキー)の質感一つとっても、金属調の重みがあってチープさが全くない。こういう細部のこだわりがマツダらしいなと感じます。
友人を乗せると「これ、いくらするの?」と聞かれることが多く、値段を伝えると「えっ、意外と安い」と言われます。それくらい見た目と質感のコスパが高い車です。
② オルガン式ペダルで長距離も疲れない
CX-30にはオルガン式のアクセルペダルが採用されています。
一般的な「吊り下げ式」のペダルは、足首を上に曲げた状態でアクセルを踏み続けるため、長時間運転すると足首や脹脛が疲れてきます。一方、オルガン式は足裏全体でペダルを踏む構造なので、自然なドライビングポジションが保てて疲れにくいのが特徴です。
高速道路での長距離ドライブでも足が疲れにくいのは本当に助かります。一度慣れると、吊り下げ式の車に乗ったときに「なんか踏みにくいな」と感じるくらいです。
③ ドリンクホルダーの設計が地味に神

些細なことに思えるかもしれませんが、ドリンクホルダーの設計が本当によく考えられています。
- ふた付きで格納できる(使わないときにすっきり)
- センターコンソールの上部に配置(手を伸ばさなくても取れる)
- 横並びで2つある(助手席側も取りやすい)
ドライブ中にペットボトルを取るとき、腕の動きが最小限で済むのはストレスゼロです。縦並びだと取りにくかったり、自分の方がどちらか分からなくなるので、ふた付きですっきりする点も踏まえて気に入ってます。
④ 前後可動式のソフトパッドアームレスト
アームレストは前後にスライドして位置を調整できます。しかもパッドがふかふかの柔らかい素材で作られているため、肘を置いたときの疲れ方が全然違います。
安価なグレードだとプラスチック製のアームレストで肘が痛くなることもありますが、CX-30のツーリングセレクションはこの辺の快適性に手が抜かれていません。
⑤ ヘッドアップディスプレイで視線移動ゼロ

フロントウィンドウに速度やナビの案内を投影するヘッドアップディスプレイ(HUD)が全車標準装備されています。
「スピードを確認するためにメーターに目線を落とす」という動作がなくなります。視線を前に向けたまま速度確認ができるので、安全性が上がると同時に運転のストレスも減ります。
慣れてしまうと、HUDのない車に乗ったときに「なんか落ち着かないな」と感じるようになります。それくらい快適です。
⑥ 乗って初めて気づいた「隠れ神装備」4選
カタログではあまり強調されていないけど、実際に使って「あってよかった」と感じる装備を紹介します。
◎ 車速感応ドアロック
走り出すと自動でドアロックがかかります。乗り込んでロックし忘れても安心。地味だけど毎日使う機能なので、ないと困ります。
◎ リバース連動サイドミラー
バックギアに入れると、サイドミラーが自動で下を向き、縁石や駐車ラインが見えやすくなります。右側・左側のサイドミラーを設定できて、駐車が苦手な方には特に嬉しい機能です。
◎ ワイパーからウォッシャー液が出る
CX-30はワイパーのアームから直接液が出る構造になっています。これにより、フロントガラスの端まで均一に洗浄できます。
◎ ホーンの音がかっこいい
完全に主観ですが、CX-30のクラクションの音が低くて重厚感があってかっこいいです。普段ほとんど使いませんが、試しに押したとき「あ、これいいな」と思いました(笑)
⑦ パワーシート+キーにポジションを記憶できる
運転席は電動調整のパワーシートで、2名分のシートポジションをメモリーに保存できます。さらに、キー(スマートキー)に記憶させることができ、サイドミラーの角度と運転席の位置がキーと連動します。
家族や夫婦で車を共有している場合、乗り換えるたびにシートやミラーを手動で調整する手間が一切なくなります。我が家は妻と共有しているので、シートポジションを記憶できるのは本当に助かっています。
⑧ 日常使いに必要十分な加速性能
2.0Lのスカイアクティブエンジンは、スポーツカーのような爆発的な加速はありませんが、日常使いとして不満を感じたことは一度もありません。
高速道路の合流・坂道・追い越し、どのシーンでも「もう少しパワーが欲しい」と思ったことがない。むしろ踏んだ分だけ自然に加速する素直な特性が、運転の楽しさに繋がっています。
正直に語る「デメリット」5選
良いことばかり書いても信用されません。実際に乗って感じた不満点も包み隠さず書きます。
① シートベンチレーションがない
これは夏に特に感じる不満点です。シートに長時間座っていると、背中と座面が蒸れてきます。
競合で言うと、カローラクロスのZグレード(343万円〜)にはシートベンチレーションが標準装備されています。CX-30のツーリングセレクションと価格帯が近い中で、この差は気になるところです。
② デジタルインナーミラーの設定がない
後席に荷物を多く積んだとき、ルームミラーから後方が全く見えなくなります。最近の車では「デジタルインナーミラー(カメラ映像をミラーに映す機能)」を設定できるモデルが増えていますが、CX-30にはこの設定がありません。
社外品のデジタルルームミラーを後付けすることは可能ですが、純正での対応がないのは惜しいポイントです。
③ マツダコネクトがタッチ操作に非対応

CX-30のインフォテインメントシステム「マツダコネクト」は、基本的にダイヤルとボタンで操作する仕様で、ディスプレイをタッチしても反応しません。
ナビの操作やオーディオの選択など、直感的にタッチしてしまうことが最初は多く、慣れるまで少しストレスを感じました。最近のアップデートで、AppleCarPlay起動時はタッチ操作に対応するようになりましたが、それ以外は非対応のままです。
④ 実燃費は正直10.4km/L
カタログ燃費(WLTCモード)は15.6km/Lですが、私の実燃費は平均10.4km/Lです。
市街地メインの走行が多いこと、エアコンを常時使用していることを考慮すると仕方ない面もありますが、ハイブリッド車と比べると燃料コストの差は無視できません。
⑤ 安全運転支援と斜め後方の視界
全車速追従クルーズコントロール(MRCC)は非常に優秀で、高速道路ではほぼ車任せで走れます。
一方、ハンドルアシスト(レーンキープアシスト)の力は控えめで、あくまでも「補助」程度と考えておく方が良いです。積極的にハンドルを引き戻してくれるわけではないので、過信は禁物です。
また、Cピラーが太いデザインの影響で、斜め後方の視界が狭いのも気になる点です。
こんな人にCX-30はおすすめ
✅ こんな人には強くおすすめ
- 内外装の質感・見た目にこだわりがある
- 毎日の運転を楽しみたい
- コンパクトSUVが欲しいが安っぽいのは嫌
- 長距離ドライブをよくする
❌ こんな人は他車も検討を
- 燃費を最優先したい(→ カローラクロスやヴェゼルを検討)
- シートベンチレーション必須(→ カローラクロスを検討)
- 後席スペースを重視(→ CX-5・CX-60を検討)
まとめ:CX-30は「毎日乗りたくなる車」
5年間乗ってみての正直な感想は、「買って後悔していない」の一言です。
デメリットはいくつかありますが、それを補って余りある「乗るたびに満足感がある」という感覚が続いています。いわゆるCセグメントのクラスの中ではトップクラスのコストパフォーマンスを誇っていると思います。質感・操作感・デザイン、どれをとっても「これを選んで良かった」と思える車です。街中で扱いやすい点もGOODです!
愛車の売り時を逃さないために
CX-30に限らず、車には「売り時」があります。年式・走行距離・需要の波……知らないうちに査定額が下がっていることも少なくありません。
乗り換えや売却を少しでも考えているなら、まずは今の愛車の査定額を把握しておくことをおすすめします。知っておくだけで損はありません。
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